簿記ってどんな資格?
簿記とは、企業や家計などの経営活動を一定のルールに従って会計帳簿に記録・計算していくことです。それによって、経営成績や財政状況を目に見える形にできます。
簿記検定には「日商簿記」や「全経簿記」などいくつか種類がありますが、最も有名で受験者が多いのが「日商簿記」です。
初めて簿記に挑戦する場合、日商簿記の3級からはじめる方が多いです。
3級ではおもに個人商店の取引を通して経理の基礎を学び、2級では株式会社や製造業の経理について学びます。2級取得後は、さらに1級や税理士資格を目指すこともできます。
簿記は数学が苦手な人には難しいと思われがちですが、簿記で重要なのは計算ではなく、帳簿に記入するルールです。計算は足し算引き算しか使いませんし、試験では電卓を使用できるので、高い計算能力などは求められません。
簿記の資格を取得するメリット
どんな規模・業種の企業でも経営には経理が欠かせません。そのため、「経理の知識がある人」と認められる簿記の資格を持つことは、全国どこでもどの時代でも就・転職に有利となります。簿記取得者はベース給がアップするという企業もあります。
簿記を持っていると経理で働くというイメージがありますが、簿記=経理とは限りません。企業は利益を上げることを目的としているので、どの部署にいても会計の知識は必要となるため、例えば営業担当でも管理担当でも簿記の資格取得は採用の際に評価されることが増えています。
また簿記の知識は就職だけでなく、自営業の場合でも経営管理・改善に必要となりますし、主婦にとっても家計の管理に役立ちます。
受験資格
特にありません。
試験時期
例年、6月の第2日曜日、11月の第3日曜日、2月の第4日曜日
難易度
3級 2級
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